絵本原画展@栃尾美術館
前回の徳島の美術館から二度目の原画展です。
今回も素敵に展示していただきました。
見どころは、
『ぺんぎんたいそう』のお蔵入り原画です。
この絵本を作る際に、2パターンの絵を描いていました。
同じ熱量で同じだけ心を込めて。
絵本になっている原画は絵の具で描いているものですが、
もう一つの原画は、
ペンギンの体の黒い部分を鉛筆で描いたものでした。
取材をする中で
ペンギンに触れたりして濡れた羽の感触を感じたことで
鳥らしいふんわりした質感も表現したくなったのです。
鉛筆で描くことで
羽の質感が描けるような気がして挑戦してみました。
どちらの原画が選ばれてもいいように
表紙、本文全てのページを描きました。
それを見ずには選べないと思ったからです。
そして編集者さんと相談して
絵の具の力強さがある今の絵本のかたちになりました。
そんな味わいの違う二種類の原画を見比べられるように
展示してありますので
たのしんでいただけたら嬉しいです。
展覧会会場では
絵を描く様子も動画で流しています。
展覧会のために色々つくりました。
隠れている生き物を探しながら歩くのも楽しいかもしれません。
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齋藤槙原画展
2022年9月17日(土) ~ 2022年11月20日(日)
開催時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)※月曜休館(ただし9/20は開館し、翌日休館)
開催場所
長岡市栃尾美術館
https://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/?page_id=135
料金
一般600円 高大学生300円 小中学生100円 未就学児無料
お問い合わせ・お申し込み
長岡市栃尾美術館
TEL:0258-53-6300
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